鹿shika

96時間の鹿shikaのレビュー・感想・評価

96時間(2008年製作の映画)
3.6
米国政府の元特殊工作員の主人公。別れた妻子をいつも気にかけ、娘に過保護になる。娘のパリ旅行中にも電話。しかしその最中に誘拐される。その電話の記録や誘拐された部屋の痕跡を頼りに、
犯人を追跡する。猶予はたったの96時間。

最近イコライザーを見て、こっちも再鑑賞。
好きなんだよねえ〜元特殊工作員系!
『イコライザー』でも『Mr.ノーバディ』でも元特殊工作員が自分の意思で引退して、家庭に入ったり、余生を楽しんだりしてるのに、全く満足しないんだよねコイツら全員!
ほんでかつての経験活かして人殺し始めた途端イキイキとしだすの本当なんなん笑
もう引退すんなよお前ら!一般的日常向いてないぞ!

いや〜しかし娘ちゃんが攫われてから、電話に出た犯人に向かっていうセリフがたまらんのです。
「娘を解放するなら、俺はお前らを見逃そう。お前を捜すことも追跡もしない。だが、娘を解放しないならお前を捜し、必ず見つけ出す。そしてお前を殺す」
父親は娘の見えないところで、静かにブチ切れるのかっこよすぎて痺れるわー
そしてそれを聞いた犯人の一言「GOOD LUCK(幸運を祈る)」も負けじと痺れるのよねー

『イコライザー』の方は頼んでもないのに、サラッと助けるのがかっちょ良くて好きなんだが、
今作は元々過保護な父親がしっかりと助けるのはいいけど、さらに過保護になって終わるという、最初から最後まで過保護な映画なんだよ
普通、過保護から始まる映画は、どうやっても子離れに着地するんだがね、これは特殊でとても面白いよ!
この娘ちゃんはきっとこれから父親だけでなく、そこまででもなかった母親にも過保護されるだろうね!

私が思うこの映画のキャッチフレーズは
”さらなる過保護へ”で決まりだな。
鹿shika

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