楽天さんの人生を追うことで何を伝え
たかったのか。そもそもこの人を題材に
据えた〝肝″がイマイチ分からなかった。
漫画というジャンルを立ち上げた人、として
もっと魅せ方があった気がしてしまう。
イ…
大木萠という監督は大変な調べもの魔で、人間に対する暖かな眼差しを持った人ではないかと思う。
この作品は「8割がフィクション」だそうだが、北沢楽天がどんな時代を生き、周囲に誰がいたかを調べ上げ、そこか…
あまり観る予定のない作品だったのだけど、さらば青春の光が舞台挨拶に出るということでミーハー心で鑑賞。
予定外ではあったけど観て良かった。適切な表現ではないけど、ジブリ映画のよう。情熱と優しさと愛の映…
イッセー尾形!!
セリフの深みと自由さ。
一言一言をものすごい大切にしているのと同時に、
適当に口から出ているように見える。
この矛盾を成立させている凄さ!
全体的に人が魅力的に見えた。
なんだか…
【漫画とは何か?】
今、文系の大学に行くと、絵画論、映画論、音楽論の授業が所狭しと並んでいる。大学はレジャーランドなので、そういった授業は推しポイントとなっている。
しかし、そんな時代でも《漫画》…
去年の東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門上映作品。
and 初日舞台挨拶(総勢17人登壇)にて。
北沢楽天の描く風刺とは、漫画とはを紐解く。
見る予定がない。と思っても、この作品のパンフレット…
東京国際映画祭で鑑賞。
日本漫画の近代の祖と言われる、北澤楽天の生涯を映画化した作品。
主演のイッセー尾形が、残っている写真のイメージをトレスしていて、実に見事。
新聞の風刺一コマ漫画から始…
第31回東京国際映画祭で鑑賞
私の地元埼玉大宮の名誉市民だったこと以前に日本最初の職業漫画家と云われる北澤樂天の存在すら知らなかったのは恥ずかしい極みです。しかもラストシーンのロケ地が自分の職場の…
己の夢や信念に対してどのように向き合うのかというテーマは『花火思想』にも通じるし、おそらく大木監督が描きたかったのはその部分に違いないのだが、残念ながら北沢樂天の「穏当な」伝記映画になってしまってい…
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