あーぁ

Blood Car(原題)のあーぁのレビュー・感想・評価

Blood Car(原題)(2007年製作の映画)
3.7
車のフェラーリには全く興味がない物の運転しながらフェラチオは男のロマンやんなぁ


ガソリン価格が高騰し、車に乗れるのは金持ちか富裕層だけという車社会が衰退した近未来アメリカ。
そんなある日、幼稚園の先生を務めるクソ真面目だけが取り柄のアーチーはガソリンに代わる燃料は無いかと研究を重ねておったのですが、実験中に誤って自分の指を切って血液を垂らしたらば、何という事でしょう。

血液を燃料にしてエンジンがかかるじゃあありませんか!
血を燃料に走る車。その名もブラッドカーに乗り、何の取り柄も無かったアーチーはチヤホヤされまくり周りに女達が群がりウハウハ。
車に乗れるというだけでモテる時代、コレがディストピアである。

ところがどっこい。町一番のセックス狂いなボンッキュッボン!な女の子デニスを物にするにはアーチーの血だけでは燃料が足らず、車を走らせ彼女を振り向かすことは出来ないのである。

デニスを繋ぎ止めるには血が足りねぇ!とトチ狂ったアーチーは巷のポンコツやペットもみんなまとめて燃料に。

そんなアーチーのブラッドカーの秘密を探ろうと政府のFBIも動いて事態は思わぬ方向へ急展開。
血を欲する車を走らせアーチーの狂気のドライブが始まる!

いやぁ2007年の映画にしてはかなりユニークな作品でしたねぇ
明らかに低予算のインディーズ映画なんですけど、それを上手くこの馬鹿げたプロットとアホみたいな熱量で乗り切っているという点では紛れもない傑作だと思いますなぁ。

自転車に乗って斧を振り回すアーチーにめちゃ笑えるし、トランクにプロペラ刃つけてゴリゴリ血液抽出する描写も実に楽しいね、

出てくる女は基本セックスしか頭に無いアバズレばっかなんだけどもアーチーに想いを寄せるロレインって言う芋っ子女子はすこぶる健気でアーチーにはお似合いなんだが、一度おっぱいの魔力に取り憑かれたらば男は引けないんよなぁ

ブラックなホラーコメディとしてはアイデアと笑いのセンスが秀逸で昨今のテクノロジー社会への風刺もあった様な無かった様な?
とりま近未来では車は血が原動力ですが、今も昔も男はエロが原動力なんなぁ
あーぁ

あーぁ