ねんどおにいさん

あしたは最高のはじまりのねんどおにいさんのネタバレレビュー・内容・結末

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

毎日をウェイウェイ言いながら過ごしていた超絶陽キャの主人公の元に突然現れる女。主人公との間に出来たという赤ん坊を置いて立ち去ってしまう。
失踪した母親探しのために飛んだロンドンで、偶然知り合ったゲイの芸能プロデューサーと2人で愛着の沸いてきた子供を育てるフランス産ヒューマンドラマ・コメディ。


あらすじを見て子育て奮闘的な感動ドラマかと思ったが、実際はコメディの比率が5:5くらいのサクッと観れるライトな作品。

思えばオープニング~アバンのオシャレな雰囲気がアメリカ映画っぽいお気楽さを見せつつも作品のカラーを表していた。


登場人物がゲイのプロデューサー以外大体クズな要素を持ってて腹立つんだけど、その中に良い奴要素も兼ね備えているから純粋に嫌いになれないムカムカ感が終始沸いてくる。


親権問題はこの手の感動映画としてはまぁまぁ悪くはないんだけど、そこにチョイ足しされている登場人物の死が余りにも「死んだらもっと感動するでしょ?」的な感動の押し売り感が強くて受け入れられなかった。