けびまつ

あしたは最高のはじまりのけびまつのレビュー・感想・評価

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)
3.0
ファーストデーということで、映画はしご。有楽町のビックカメラの8階にある角川シネマ有楽町で鑑賞。お客さんの入りは6割くらい。
「最強のふたり」のオマール・シーが主演するということで楽しみにしていました。ストーリーは、プレイボーイの主人公サミュエルが過去の行きずりの恋が原因で、ある日突然、赤ん坊を渡され、父親になるというお話。サミュエルは不器用ながらも無償の愛を注ぎ、父娘は幸せに暮らしているのだが、8年越しに現れた母親との再会がきっかけで、親権争いに巻き込まれていき、、
テーマは広義には「直面した環境で前向きに生きることが大切だ」、親子間では「完璧じゃなくても良いので、精一杯愛情を注ぐことが大事だ」いったところでしょうか。オマールも子役のグローリアも快演しており、キャストの演技の素晴らしさが前面に出た映画です。
ストーリー的には前半〜中盤にかけてのテンションが少し弱いと感じました。また、母親役を徹底的に酷いキャラクターにすることでサミュエルへの感情移入は一定程度担保されるのですが、いまいち感情移入できなかった部分もありました。昨日まで自堕落な生活を送っていた男が、突然180度変われるものですかね?その部分だけ引っ掛かりました。
とは言え、クライマックスはさすがで感動が訪れますし、冒頭のシーンの伏線をしっかりとラストで回収しておさまりは良い映画になっています。ちょっと事前の期待値が高かったかなぁ。。同じ親子バディものでは、もっと良い作品あるよなぁと言った感じです。
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