KUJIRA

あしたは最高のはじまりのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

オマール シー と娘グロリア役の子役のやり取りを見ているだけで心が洗われる。やはり、こう言う作品は子役が大事。
親友?のゲイの人も最高。
ただ、ストーリーが弱い。
突然、赤ん坊を押し付けられて、仕事をクビになり、英語も出来ないのにロンドンで暮らす。あり得ない設定なのに、スタントマンとして成功して娘をスクスクと良い子に育てている。
オマール シーのキャラクターに隠れてしまっているし、母親が酷過ぎて麻痺しているが、父親は人としてダメ。朝まで騒いで仕事をサボる常習犯。赤ん坊の面倒を見るからって、マトモに生きていけるのか疑問。
母親のクズっぷりは飛び抜けている。バカンス先で寝た相手に赤ん坊を押し付けて逃走。8年経って今更母親顔して会いに来る上に、裁判で親権を争う。終いには、遺伝子検査を要求して、実は違う男の子でした。映画史上稀に見る身勝手さ。でも、腹が立つし、意味不明だけど、嫌いにはなれないのは演技力なのか。
部屋が豪華かつ遊び心に満ちている。凄く楽しそうだが、こんな部屋で暮らしてたら現実世界に対応できない人間になりそう。
最後は、母親に引き取られる日に父娘が逃走。クビになった船の仕事にサラっと戻れている。しかも、母親が何も無かったかの様に会いに来ている。展開が不自然。
笑いも泣けるシーンも、芯を外している感が否めない。
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