その愛に、嘘偽りなどない。
心から愛し合った親子の話…
オマール・シー主演のフランス産ドラマ。親になることへの責任を痛感する映画。
◎ストーリー
プレイボーイのサミュエルはいつものように遊び三昧。そんなある日、過去に関係を持った女が現れ、サミュエルとの子どもを残し去って行く。突然父親となった男と、母親知らない娘・グロリアのかけがえのない毎日が始まる…
問題ばかりやけど、必死にお父さんになろうとするサミュエルを演じたオマール・シーは好感の持てるいい俳優さん。最近はハリウッド作品でもよく見かけます( ^ω^ )根はいいダメな人の役がすごく似合う。
そんなダメ男が急にお父さんになるってのは、面白いストーリーなのですが、ただの笑い話じゃないんですよね。笑い話どころかかなりヘビーです。遊びまくる男はあかんのか、父親になる条件なんてあるのか、子どもにとって誰の元で暮らすことが大事なのか、色々と考えさせられます。
てか、ダメなのはサミュエルじゃなくてお母さんじゃないかとも思います。無責任極まりないし、自分勝手やし、あの女はほんまに許せない。
父親になっていくサミュエル、仲良い家族になっていく過程がすごく微笑ましい作品。そのぶん母親の登場は興ざめしました。ゲイのおじさんも、校長先生もクセ強いけど良い人でしたね( ^ω^ )
ただの感動モノじゃなくて、最後の最後まで厳しい話でした。