ぶちょおファンク

あしたは最高のはじまりのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★3 中盤★2.5 終盤★1.5

オープニング、JBのファンキーな音楽、
センス抜群のポップなクレジットと映像から本編への流れは秀逸で、
久しぶりに唸りワクワクし
期待の高まるサイコーの始まり♪

この手の“あなたの子よ”パターンってフツーはその場で展開して行くけど、
今作はフランスから早々にイギリスへと舞台を移すのは新鮮だった!
(どうもメキシコ映画のリメイクで、アメリカからメキシコって流れらしい。これなら車で移動できる設定で無理はないね!)

物語はテンポよくトントン拍子に進みますが、
これが今作の良い点でもあり悪い点でもある。

ハートウォーミング・コメディーな作風なんで
それらの粗も流してましたが、
終盤に入ってからの展開がヒドかった…!

大人の、自分の都合のみ考え、
悪い意味でドンドン話しは進み、
そこでドンデンもありますが、
なんじゃそりゃ?
な展開で閉口。。。

そして最大のドンデンも
「そっち?!」
という驚きはありましたが、
蓄積のないあまりにも表面的な悲しみでしかなく、
終盤で起こる出来事は
とにかく浅く
“こういうことが起きてこうなれば感動するでしょ!”
っという作り手のあざとさを感じる。

物語の素材と監督の演出力は素晴らしいと思う!
しかし脚本(監督が共同脚本みたいやけど…)が薄っぺらく残念!!!!!

高級な食材で
センスいい料理人が作っても
レシピが間違ってたら
大して美味くもない料理になる典型例。。。

ウォン・カーウァイ(90年代香港映画を代表する監督)って名の悪者…の台詞には笑ったけどね!😆

2019年411本