このレビューはネタバレを含みます
まず言いたいのは、「ベルニー最高!!」ってこと。
そんで、次に言いたいことも、最後に言いたいことも、明日朝起きて最初に会った人に言いたいことも、
「ベルニーめっちゃ好き!!」
ってことなんだけれども、もちろんそれだけじゃなく、万人にオススメできる良い映画でした。
親子愛が中心となった話なので、それ系が好きな人には特にオススメ。
全体的に明るく楽しい映画ではあるけど、シリアスなシーンもあって緩急があるし、役者さんの演技が本当に表情豊かなので、観ていて飽きない。
音楽と映像も良い。
ついでに、人を表面で判断しちゃいけないと改めて思うきっかけにもなった。
なんなら、これが一番デカイかも。
私はサミュエルを最初に見たとき、それはもう大嫌いなタイプの人間で、「なんだコイツ?」と思った。
クリスティンを最初に見たときも、「赤ちゃん置いてくんだろうなぁ」と思ってたらその通りになったので、どっちもクソだなと思った。
そしてストーリーが進むにつれ、サミュエルはどんどん良い父親になり、グロリアと良い親娘になっていく。
そこにグロリアを捨てたクリスティンが戻ってきて、母親っぽいことをしたりして、親権を争う裁判を起こした。
で、思った。
めちゃくちゃ嫌いなタイプだったサミュエルを数分後には好きになっていて、そんなサミュエルからグロリアを奪おうとしているクリスティンを相変わらずクソだと思っちゃったけど、要は見えてるものでしか判断してない。
ベルニーが言ってた。
「君は何も知らない」
たしかに私は、クリスティンのことを何も知らない。
この映画を100回観たら、100回ともサミュエル応援団になると思うけど、同じように100回、クリスティンが良い母親になれるように応援してると思う。
そんで100回ベルニー好きになってるな。