れでぃ夫

エジソンズ・ゲームのれでぃ夫のネタバレレビュー・内容・結末

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ずっと思ってたことなんですけど、
電気の普及ってどんな感じだったのかめっちゃ気になるんすよねぇ

いやーね、スマホが普及したのは便利だからっつうのもありましょうが、
個人の力が強いのかなぁと思います
個人が便利だから、みんな使って、
みんな使うから、みんな使うみたいなね

でも、電気って完全にインフラで
国家事業じゃないですか
どこの家は電気やるけどうちはやりませんって、できるとは思いますが
町としてはそれやられるのは厳しいと思うんですよね
電柱たててるシーンもありますし

そんなさ、国が一気に変わるような国家事業と言いますか
抜本的な変革ってどうにもイメージしにくくて………

それともあれですかね、最初はマジで国家があまり関わらないかたちだったんですかね?
この映画を観る限り、そうとは思えませんけど。

映画を観るときは、どうしてこの映画が今産み出されたかっていうのを気にしてみてしまいます

なんで今電流戦争について映画にしたんですかね。

エジソンもテスラも存じ上げておりましたけど、
恥ずかしながらウェスティングハウスは知りませんでしたし
現在まで続く電気の始まりを知る上では非常によかったです

また、エジソンとウェスティングの対比がはっきりしてて、
ウェスティングハウスは従業員に対し、適正な報酬を支払い
公共の福祉のことを考えて事業を行っております

エジソンはたしかにすごい人物ですけど、
名誉欲や権利意識の低い人物として描かれています
自身のアイデアを守りたいという強い気持ちを持ちつつも
その実、電球の実の発明者は他にあり
エジソンの名のもとでの発明とした方がよかったことがしっかり描かれています

特許を個人保有にするか会社のものにするかという話は今ではよく聞く話です
ですが、
エジソンの場合、会社に帰属しているというよりエジソンに帰属しているような状態で皮肉なもんだなぁーというように観ました。

それにしても、邦題はどうにかならんもんかと
全然エジソンズゲームではなかった
多少ダサくとも電流戦争って直訳してくれたほうがまだよかったよ
れでぃ夫

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