このレビューはネタバレを含みます
ハーレム、子供たち、未経験のバイオリン、カーネギのラストと感動要因満載のはずなのにいまいちだったのは主役ロベルタに魅力感じなかったから。
厳しい、スパルタは習熟していく上でのスパイスになるけど、彼女は横暴さや気まぐれ、感情的なヒスの部分が多すぎて好きじゃないなぁ。実物がどうかはわからないけれど。
ジュリアードを断念しなきゃいけなかった女児や、他にも流れ弾に当たって無くなった少年等もいて、過酷な境遇の子供らにクローズアップせず素通りで、ロベルタにしかスポットライトが当たっていなく、もう食傷気味になってくる。
あと6週間よ!とか朝練もしなくちゃ!とかこんなんじゃ下呂が出るわ!と子供らに発破かけまくってコンサートに向けて1人キリキリしてるけど、
それって結局は彼女が職を存続したい一心で、別に子供たちの為っていうのは二の次なのでは。
カーネギ迄の道程は、写真撮ってた女性の強力なコネのおかげで上手く進んだ。ロベルタは周りに恵まれ運が良かったんだろうなと。
子供たちと音楽という純粋な結びつきの感動が感じられず残念。