秀逸な脚本家と演出でさすがイギリスの舞台だなと思いました。
自殺未遂した女性の再出発のお話しになるのかな?
彼女は結婚相手との生活に満たされない毎日から逃れたくて、どうにもならなくなって魔が差してしまうんだけど、結婚や恋愛じゃなくても人間関係で価値観の相違を感じた事があるなら、主人公の絶望から微かな希望に繋がっていく姿を見て感じるものがあると思う。
決して派手な作品じゃないけど、心の襞に入り込んでくる良作。
ラストシーンはとてと良かった。
人生はどうにもならない事が起こるし、それでも生きていかなきゃいけない時がある。
ヘレン・マックロリーが繊細な感情の揺れ動きを見事に演じてて凄く引き込まれました。
10代20代前半くらいだと響かないも知れないけどある程度大人な人なら好きになる作品だと思います。
隣の席のお姉さんが剛球してたんだけど、琴線に触れる何かがあったのかな。
私もちょっと泣いたけど。
再上映があったらまた見たいよ!!