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南瓜とマヨネーズのorangepekoeのレビュー・感想・評価

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)
3.9
一足早く試写で観てきました~
ティザービジュアルが公開されましたが、
人気写真家の川島小鳥さんの撮り下ろしで、公式HPも素敵です╰(*´︶`*)╯

魚喃キリコさんの原作マンガは絵柄がシンプルで話も淡々としているので映画としてはどうなんだろう…とか、
途中で眠くなるかなぁとかちょっと思っていたけど、
90分くらいの中にぎゅっと濃縮されていて飽きることなく観られました。

原作ファンの中には細かい変わっている部分が少し気になる人もいるみたいだけど、
原作の雰囲気と根本のテーマの部分は揺らぐことなく、映像向きの丁寧な演出になっていて、個人的には作り手の熱量を感じた。

主人公ツチダ役のの臼田あさ美がそこはかとなく漂う幸薄感(失礼)が原作イメージぴったり!
太賀演じるせいちゃんは、人情味と親しみと、どうしようもない面倒臭さが生々しかったです。
調べたら太賀は脇役で『桐島、部活〜』とか、『仰げば尊し』とかいろいろ出てたけど、だいたい地味目な3枚目キャラだったので今回初めてちょっとかっこいいかもと思いました。(最後の方だけだけど笑)

そしてオダジョーのハギオが!!
鳥肌立つくらい原作を超える勢いでハギオだった。
チャラいを通り越した軽薄・適当・自由でまさに最低のクズ笑
なのにオダジョーだから絶妙に安っぽくない…!(しかしあくまでクズはクズ)
せいちゃんの前ではあんなに一途で健気に見えていたツチダがハギオと再会した瞬間にダメ女まるだしで盲目に堕ちていくのが恐ろしすぎる…

ラストシーンはなんとも言えない展開で思わずほろっと泣けてしまいました。
終わり方も賛否ある気がしますがこういう終わり方は好きです。

THEミニシアターという感じではありますが、前向きになれる映画です。