ろくでもないハギオをオダギリジョーが演じるってだけで勝ちみたいなとこあるけど、それ以上に太賀が良かった本当に良かった。彼の笑顔は心を溶かすなあ。
あなたのためなのに、
ダメでよかったのに、
のに、のに、ばっかり。
いつもの可愛らしさを全部封印してツチダのだらしなさを全力で出している臼田さんもとてもよい。
ゴミクズみたいな毎日の中のちっさな愛しい瞬間とか、穏やかな日々の急な虚無感のような、漫画にあるあのグレーな空気感がもっと出てたら良かったなぁと思う。
音楽が大きく関わるストーリーなのに、劇中に目立った歌や曲が無く、それよりもシャワーの音や鍋の噴く音とかリアルな生活音を効果的に響かせているのがとても印象的で、それが好き。
