菩薩

南瓜とマヨネーズの菩薩のレビュー・感想・評価

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)
1.0
せいいちがせいいちでは無く、ハギオがハギオでは無く、ツチダもツチダではない為、この南瓜とマヨネーズはきっと南瓜とマヨネーズではないのだと思う、薩摩芋とケチャップとかでは無いだろうか。せいいちはあんな朝から晩まで連日バイトを続けられる根性は無いし、ハギオはやっぱりあんなオッサンじゃ無くもっとアホだし、ツチダは己の存在の無価値さを他人に押し付ける事によって生き長らえてる自分勝手な女だけど、とは言え2人を引き合わせてヘラヘラ笑っていられる程の図太さは無いし、そんなツチダと愛人契約を結ぶ安原はあんな単なる変態では無いし、せいいちのバンド仲間はあんなチンポ中心の思考回路では無いはずだし、つかもうなんなんだよあの浅香航大のキャラは、俺あんな詐欺師みたいなやつしらねぇよ。ベラベラベラベラと、クッソしょーもないお喋りは延々繰り返されるものの、肝心のモノローグはひたすら不発だし、原作のキモとなる部分はことごとく無視だし、ラストのあの感動的な再会も大胆に改悪してくれちゃって、寝起き7分で作りましたみたいなクッソみたいな歌に涙流すツチダも意味わかんねぇし、こんな下北沢や高円寺を中心に年間700件ほど繰り広げられるであろうしょーもない才能もないくせに音楽やってるからってイキってるヒモ野郎と、それを支えるだかなんだかして私って偉いけどかわいそう…みたいなよく分からん感傷に浸りながら結局自分大好きなだけじゃねーか女との愛だかなんだか言う単なる口実の元に繰り広げられる不毛なやり取りにたいそうなタイトルつけちゃって、中身は全く違うのに期待して金払っちゃった俺がアホでございました…。そもそも南瓜とマヨネーズとは別物だとして観たところで、全く面白くないし、臼田あさみも別に乳出す訳でも無いし、もう勝手にやってくれ、俺はもう、こんなしょーもない作品に南瓜とマヨネーズなんてタイトルが付いてる事を認めたくは無いのである。もう、いい、俺はもう、知らん。
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