原作漫画未読。”恋愛漫画の金字塔”という評価を聞いて見に行きました。
ドキドキ、ワクワク、キュンキュン、といったような言葉とはかけ離れた恋愛映画でした。
若い男女のモヤモヤとした関係性や恋愛感情をすくい取った映画、という印象を受けました。殆ど先入観のない状態で見ましたので率直な印象です。
ツチダ（臼田あさ美）は、生活費は自分で稼ぎ、ミュージシャン志望のせいちゃん（大賀）と同棲しながらも、二人の関係に悩む日々。
せいちゃんは、働かずに作曲などをして日々を過ごしている。
彼なりに、現在の生活に対する不満や不安はあるのだが、次の行動を起こせないでいる。
そんな時、ツチダは昔好きだったハギオ（オダギリジョー）に久しぶりに再会し、ハギオとせいちゃんの間で気持ちが揺れる。
3人の演技は、この映画にピッタリとはまっている感じでした！
アパートで、ツチダとハギオらが一緒にいるところへ、せいちゃんがバイトから帰ってくる場面がありますが、ツチダは慌てる様子もなく冷静な感じでした。ツチダ、どういう気持ちだったのだろう？
どこかで、今の生活に区切りをつけたいという気持ちもあり、自然な成り行きに任せるという意識だったのかな？
最後、せいちゃんがツチダに歌を歌う場面。ツチダは感激して涙を流していましたが、なかなか良い歌でした。
エンドロールでは音楽がなかったのですが、この映画の締めとしては無音のエンドロールも良かったのではと思います。
ところで、原作読んでいる人には分かるのでしょうが、何故「南瓜とマヨネーズ」なんでしょう？
