題名に惹かれて観たいなと思っていた作品。どちらかと言えば苦手な監督だけど、これは中々良かった。
「火花」の時も同じようなことを書いたけど、芸人でもミュージシャンでも売れる人は、ほんのひと握りで、他の大多数の人は貧しく芽が出ずどこかで諦めて他の道をいくしかないのが現実。
そんな大多数の人を、この映画のツチダのように陰で支えている人も、かなりいるだろうと思われます。
彼女らは、相手に好きな事に打ち込んでほしい。その姿に惚れたのだから。そのために自分は嫌な事でも厭わず相手を支える。「ヒモ」っていってしまえばそれまでだけど、どうしょうもないと思っていても、どうしょうもないんだろうな?
彼が最後に彼女の為にうたう歌がとても良かった。