このレビューはネタバレを含みます
好きな出演者は特にいないけど、キャスティングのバランスが良かった。原作は『ストロベリーショートケイクス』と同じ人。
『南瓜とマヨネーズ』
タイトルの意味がわからない。大事なシーンで一瞬でもカボチャとマヨネーズを写したカットがあれば納得していたかも。いかにも邦画らしいタイトル。フォロワーさんが書いてた「好きそうで好きではない」に共感。いい感じそうだから観たけど、思ったよりも、という感想。久しぶりにミニシアター系の邦画を観たあとの気持ちになった。
こうなりたいと思える登場人物が1人もいなかった。みんな悩みを抱えたままあまり前に進めていない。停滞感や閉塞感。全体的にそういうネガティブな雰囲気。一緒にいることが当たり前なカップル、男を養う一方で援交や浮気をするツチダ。以前は、こういうダメな人はあなただけじゃないよというメッセージ性が込められたジャンルは好きだっただけに、あまり好きになれなくて残念だった。好みが変わってしまってる。
家で何もしていないのに未来に葛藤する太賀の役柄に少し共感した。最後の歌は意外とうまくて驚いた。それを聴いて泣いてた臼田あさ美もいいし、あのシーンが1番良かった。別れたあとの2人の距離感が最適だと思う。