全ては太賀がちゃんと働いていれば、臼田あさ美が光石研にスクール水着を着せられたり、オダギリジョーにたぶらかされることもなかったので、観ていても「ふーん」としか思わないですよ。
雰囲気はすごく好きで、そこは良かったんですけど、まあなんとも退屈な話というか、全てが想像通りの話でした。
2人のすれ違いみたいなプロットですが、そもそもちゃんとバイトくらいしてれば上手くいってたわけで、まあ僕もミュージシャンの端くれとして、この社会に反抗したくなるのは分かるんですが、働かないという反抗ではなく、どう働くかという反抗の仕方をすべきでしょう。しかも彼女がいるんでしょ⁉︎
脚本が悪いね、脚本が。監督の演出でもってるけど、本当に才能のない監督だったらもっと酷かったと思う。
この映画より富永監督の次作『素敵なダイナマイトスキャンダル』の方が面白かったです。