町子が小学校の先生か

ビジランテの町子が小学校の先生かのレビュー・感想・評価

ビジランテ(2017年製作の映画)
4.2
◎諸々の感想
三郎が可哀想
般若は素晴らしい
篠田麻里子の演技はうまいとも悪いとも言えない
篠田麻里子のお見舞い、外から監視されるようなカットよい
あと失明した子のこっち見んなカットすばらしい
骨が意味するところは分からない
結局、川を渡った者は、、、
三人で川で殴りあいのシーン素晴らしい
間宮夕貴は『風に濡れた女』と比べるとどうしても良くない、役が似てるというか、、

家という舞台が全て

まとめ
1、生きる限り、罪というか呪いからは逃れたくても逃れられないという映画。
これが誰を主人公に描いた映画かといえば三人の父である。
不在の父がどんな人間かと言われると、一郎であり、二郎であり、三郎であるということがこれでもかと描かれている。

生きる限り呪いからは逃れられないと書いたが、父の呪いともいえる遺伝子や影響は残り続ける。

そこに一縷の希望を示すのが、ラスト前の車内の会話ではないか。
彼がいたことは、彼女達にとってこれからも救いになっていくはずである。

2、ビジランテは自警団とか私的制裁を加えるものの意味で、劇中にも自警団が。ゴジラのビオランテのイメージで怪獣のことかなと思っていた笑

強者が弱者に制裁を加えていく連鎖が続く劇中。主人公の三人はこの中でそれぞれが思う家族の守り方をしていく。

それぞれ三人は
一郎=家とか土地
二郎=地位とか名誉
三郎=絆とか人

それぞれが守りぬく信念がもたらす三者三様のラストは素晴らしいの一言。

オシッコかなあは名言。
3人いるせいでストーリーが散漫な気がしてしまうなあ