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ビジランテのmikaramuのレビュー・感想・評価

ビジランテ(2017年製作の映画)
3.9
入江監督の久々のオリジナル脚本という興味から。レビュー評価があまり高くなく不安も大きかったが結果、観てよかった。
事実上のサイタマノラッパー4と言っていい出来で、特にSR3とはほぼ直結していると感じられた。(テレビ版SRよりも精神的にはむしろ本作のほうが接続度高いと思う)
ラップという目を惹く題材に頼らず、あらためてこの「土地」の情景を撮り続けたのは貴重な仕事。SRファンにはたまらない風景ショットもあり。
以前の作品からも見え隠れしていた、入江悠のノンフィクション/ジャーナリズムサイドが好きな人ならきっと満足できるだろう。
入江脚本作に出てくるセックスワーカーの女の子たちの描写(本作ラスト含め)がいつも愛があって好きです。本作で彼女たちと対照的な存在として描かれてるのが二郎の妻でエロい篠田麻里子なのだろう。両者が一瞬だけ出くわす場面もしっかりとある。
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