これ、冒頭のシーンのリアリティのない過剰演出(怖い父親)でげんなりして早々と観るの止めようと思ってしまいましたが、その後持ち直して最後まで見終えたのでした。
リアリティの無さはその後も延々と続きます。
地方都市の市会議員とそのダークサイドとのアンバランス。一体いつの時代想像してるねんと突っ込んでしまいます。
河原での兄弟喧嘩。失笑を超え懐かしささえ感じます。
やくざにつき出されるデリヘル嬢。風俗ビジネスの基本は女子の確保なのにこれは真逆。
あげつらうと切りが無いのですが、この監督の頭は昭和のコンテンツの影響のみで作られてるんちゃうんかと思ってしまったのでした。
評価が高い作品なのですが自分的には「稚拙」という印象のみが残った作品でした。