ギャス

ビジランテのギャスのレビュー・感想・評価

ビジランテ(2017年製作の映画)
3.2
土地というものに染み付いた禍々しいものを感じた。
たかが地球の表面ではない。
過去を隠し、未来に続き、決して消えないもの。そこを守ることが自分たちの存在と関係性を守ることに重なっていた。私刑も行う自警団(ビジランテ)とはこの兄弟のことでもある。
土地、肩書きと力、疑似家族、それぞれを守る自警団。
ただ、あまりに暴力的にしか関われない男たちの馬鹿らしさ悲しさ。
そしてこの映画でもか。女は主体的に生きられないつまらなさ。
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