オバン

ビジランテのオバンのレビュー・感想・評価

ビジランテ(2017年製作の映画)
4.5
バケモノみたいな父親と、息子3兄弟…
ある日、父親の異常性に耐えかねて長男が家出をしてしまう。
それから30年…父親が死に、財産分与の話をしている最中に、家出をした長男が父親以上のバケモノになって帰ってきた!?

血は争えないとはこのこと。
どんなに憎んでいても、忌み嫌う存在であっても、血は繋がっていて、あらがえない…。

そして、ショッピングモールの建設で沸き立つ片田舎で欲望が渦めく中、3兄弟はその真っ只中に…。

バケモノみたいな父親の影、腐りきった田舎の有り様、そして自分自身さえも…
ぶっ壊れた長男が何から何までぶっ壊していく!!

混沌とした空気感、暴力とS◯Xと不条理さが物凄い世界観を作り出している!

そして何と言っても、マリコ様こと篠田麻里子の存在感!
AKBにいた時には見たこともない姿がそこにはあった!
女優として開花した様に思う。


この映画から学んだのは、公正証書はちゃんとしようってこと。
自分の死後に息子同士の兄弟喧嘩勃発なんて死んでも死に切れない…。
オバン

オバン