くらこう

空飛ぶタイヤのくらこうのレビュー・感想・評価

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)
3.3
中小企業という立場の男が財閥系の大企業の戦う姿にはスポ根魂のようなものを感じました❗️主演の長瀬さんの声が低めで渋い声が素晴らしい❗️小さいながら、強い力を感じる、そんな雰囲気がありました。自分の信じることがあり、しっかり芯が通っていて曲げない、という強さ。そして、それに呼応するように付いてくる従業員たち。立場は全く違えど、同じ気持ちを持つ人たち。やっぱり、素晴らしい人の周りにはちゃんと付いてくるんだなー、と改めて実感しました❗️
脇を固めるディーンフジオカさんも高橋一生さんもムロツヨシさんも素晴らしい❗️特に高橋一生さんが心に残りました。主人公の長瀬さんと関わりを持つシーンは全くないのに違う立場でも同じ気持ちで戦う、そして小さく勝利を噛み締めるシーン。あの人の演技には何か特別なものを感じますね❗️ ストーリーとしてはもう少し勝利と歓喜のシーンが欲しかった、というのが正直な感想ですねー。池井戸潤さんの作品が原作のドラマでは憎たらしくて、めちゃくちゃ悔しい悲劇と気持ちのいいほどの逆転劇を期待してたのですが、この映画はやられるところは結構長くて、急にあっさり勝っちゃうんだ、、、というイメージなので、もっと勝利して喚起したかった‼️‼️ だけど、映画としてはおすすめできます❗️言葉は少なくても、心で通じ合っている男のドラマ、という感じで僕個人的には大好きです❗️