原作で『下町ロケット』を読んだくらいで、池井戸潤の作品に触れるのは今作で2度目。
とは言え、何の心配もなく「まぁ池井戸潤の作品なら面白いだろうな」と思ったらその通り面白かったです。笑
役者陣が良かったですね、まず何より。
長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生の主演3人は言うまでもないですが。
大企業の闇と言うかね、「本当にあるだろうな〜こいうこと」て思わざること必至の話。
大企業から「御宅の整備不良が原因だ」と突っぱねられて、銀行から融資を断られて、被害者遺族から慰謝料請求されて、社員も辞めていく。
もう完全に詰んだとした思えない四方八方からの攻撃。
もうダメかと思われるところに、反撃の狼煙が静かに立ち昇り始める。
やっぱり凄いカタルシスを感じさせてくれる作りをしてくれる方だなと改めて思いました。
勿論、エンタメなので現実は違うだろうと思いもありますが「こういう事があれば、こういう人が居ればあり得るんじゃないか?」みたいな可能性を感じさせる作りもあって、魅力の1つになってる気がします。
漫画にしろゲームにしろ映画にしろ、弱者が這い上がる物語は絶対的な魅力ですね。
イチローの名言で
“やってみて「ダメだ」とわかったことと、
はじめから「ダメだ」と言われたことは、
違います。”
という言葉を観てて思い出しました!