Haru

空飛ぶタイヤのHaruのレビュー・感想・評価

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)
4.0
銀翼のイカロスやバブル入行組でも思ったけど池井戸潤の描く大企業像はことごとく大きな組織の痛い所を突いてくる。それを2時間で見事に表現したと言える。
ストーリー展開は本当に胸糞展開が続き、見ていて辛くなる。ただ、蠢く不調和がドカンと爆発する所は最高に気持ちいい。展開や結末は容易に想像できるけど、その過程をじっくり楽しめる2時間だったと思う。
大企業に勤めるサラリーマンには凄く痛い話。でも、だからこそ、観て仕事に対する価値観や意識を再認識することを勧めたい。
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