このレビューはネタバレを含みます
カーアクション。
ファスト・サーガ10作品目。
ファスト・サーガの三代要素「ファミリー・スピード・裏切り」。
平穏に暮らしていた「ファミリー」たち。
その平穏を曇らせたのはドミニク（ヴィン・ディーゼル）の「弟・ジェイコブ（ジョン・シナ）」。
「兄弟」の確執を、「弟」の暴走を止めるべくアクセルを噴かす。
また、殺されたと思われていたハン（サン・カン）のシリーズ復帰。
当時東京の高校生だったショーン（ルーカス・ブラック）をはじめ、
歴代のファミリーの協力者たちも協力する。
特に、今まで繋がりの薄かったTOKYO DRIFTが
ハンとショーンの抱擁により、ぐっと近くなった気がする。
今作は「過去」の扱いが中心にある。
過去の判断は正しかったのか、
その判断で人生が動いたこと、
許しについて、など。
ドミニクやジェイコブの「妹・ミア（ジョーダナ・ブリュースター）」は
兄二人の確執の現場にはいなかったが、
彼女なりの「家族の絆」を信じて参加する。
そして、忘れてはいけない「ポール・ウォーカー」の存在。
登場こそないが、台詞や彼の愛車など
彼への「愛」を彼らなりに表現してくれる。
今も「ファミリーの一員」なのだと、教えてくれる。
