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ワイルド・スピード/ファイヤーブーストのYYamadaのレビュー・感想・評価

4.1
【アクション映画のススメ】
ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
(2023)
◆ジャンル
カーアクション
◆類似作品
・ワイルド・スピード EURO MISSION (2013)
・6アンダーグラウンド (2019)

〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・パートナーのレティと息子ブライアンと3人で静かに暮らしていたドミニク。しかし、そんな彼の前に、かつてブラジルで倒した麻薬王レイエスの息子ダンテが現れる。家族も未来も奪われたダンテは、12年もの間、復讐の炎を燃やし続けていたのだ。
・ダンテの陰謀により、ドミニクと仲間たち“ファミリー”の仲は引き裂かれ、散り散りになってしまう。さらにダンテは、ドミニクからすべてを奪うため、彼の愛するものへと矛先を向ける…。

〈見処〉
①最後への道が始まる——「ワイルド・スピード」シリーズ第9作。
・『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(原題:Fast X)は、2023年製作のアクション映画。制作予算推定3億ドルは、史上8番目に制作費が高額な映画とされている。
・本作を配給するユニバーサル映画は、The Fast Sagaとして知られる本シリーズを本作と第11作目で終了し、ジャスティン・リンが監督に戻り、メインキャストが追加されることを明らかにしていたが、創造的な違いを理由にリンは途中で監督を辞任。『トランスポーター』シリーズのルイ・ルテリエ監督がメガホンを取っている。
・本作でもドミニク役のビン・ディーゼルをはじめ、ミシェル・ロドリゲス、タイリース・ギブソン、クリス・“ュダクリス・ブリッジスらおなじみのキャストが集結。また、新たな顔ぶれとして、ファミリーを次々と襲うダンテを演じるジェイソン・モモアや、オスカー女優のブリー・ラーソンが参戦。
・なお、完結編とされる11作目は2025年に公開予定であるが、12作目の作品の制作も示唆されている。

②メガヒットシリーズ
・2001年の第1作から数えて22年。本シリーズは配給のユニバーサル・ピクチャーズ最大のメガヒットシリーズであり、史上10番目に高い映画シリーズとして位置づけられている。
❶マーベル・シネマティック・ユニバース
❷スター・ウォーズ・サーガ
❸スパイダーマン
❹魔法ワールド(ハリー・ポッター)
❺ジェームズ・ボンド
❻バットマン
❼X-MEN
❽J・R・R・トールキン原作作品
❾DC エクステンデッド ユニバース
❿ワイルド・スピード・サーガ
⓫ジュラシック・パーク

③結び…本作の見処は?
作品に合った素晴らしい邦題。
◎: アクションシーンはシリーズ屈指。とくに序盤のローマ市内における巨大爆弾ボールの追走と、終盤のポルトガルの畳み掛けるアクションの連続は予想の斜め上をいく素晴らしい出来。ラストのダムのエンジンの演出はシリーズ初期を彷彿とさせる。
◎: 終盤に描かれる2つのまさかの展開。早く続編が見たくなる、最高の寸止め予告作品。
◯: サプライズを含め
マーベル作品とDCユニバーサル作品の主演級キャストが多数出演。出演陣も大変豪華。
▲: ストーリーの粗さと中盤の中弛みは減点要素かな。
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