ウィンストン・チャーチルにそこまで詳しくない自分も楽しめた。
チャーチルが首相に就任して約一ヶ月の怒涛の戦いを描いている。
チャーチルの生涯を描いているのではなく、政界一嫌われ者であったチャーチルが
いかにしてヒトラーに屈せず信念を通す決断を下せたのか、ダンケルクに民間船を寄越して兵士達を救うという偉業を成す決断をしたのか。
チャーチル演じるゲイリー・オールドマンが見事な熱演でそれを体現してくれてます。
アカデミー賞:主演男優賞の名は伊達じゃないというべき作品。
もうほとんどの映像にチャーチルが出ずっぱりなので一人芝居レベル。笑
そして単に己の信念に従った強い男とかではなく、ちゃんと迷いや弱さを見せる姿。
周りの支えや助言があったからこその決断だったという人間味ある描写もあって感動しました。
民衆の生の声を聴き、魂を込めた演説。
カッコよかったです。
終わり方最高。笑
あとノーラン監督『ダンケルク』観てると自然と映像が頭に思い返してくる。笑
『成功があがりでもなければ、失敗が終わりでもない。肝心なのは、続ける勇気である』
『戦って敗れたものは再び立ち上がることができるが、戦わずして負けたものは二度と立ち上がれない』
この名言に尽きる映画でした。