戦時中、「トピックセンテンス」方式で、一つの報告に一つの事実を簡潔に述べさせた。
感情や私見でなく、事実の分析を重視した。それがウィンストン=チャーチルだ。
これは、木下是雄の名著『理科系の作文技術』で勉強したなあ。
日本に招かれたとき、国会で「女性の水着とトランジスタは小さいほど良い」というジョークを余裕で演説した宰相。
尊敬している。
徹底抗戦という選択肢は好戦的とも捉えられるが、主権を失う講和だけは避けたかったのだ。また、それは「侵略」でなく「防衛」だ。
海外で戦おうとしている日本の政権とは、根本が違う。
ともかく、イギリスの議会や政治のようすも垣間見られたし、関連作との関係もよくわかった。『ダンケルク』や『英国王のスピーチ』などだ。
ゲイリー=オールドマンの演技は言わずもがなだ。