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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

3.8
 戦時中、「トピックセンテンス」方式で、一つの報告に一つの事実を簡潔に述べさせた。
 感情や私見でなく、事実の分析を重視した。それがウィンストン=チャーチルだ。
 これは、木下是雄の名著『理科系の作文技術』で勉強したなあ。
 日本に招かれたとき、国会で「女性の水着とトランジスタは小さいほど良い」というジョークを余裕で演説した宰相。
 尊敬している。
 徹底抗戦という選択肢は好戦的とも捉えられるが、主権を失う講和だけは避けたかったのだ。また、それは「侵略」でなく「防衛」だ。
 海外で戦おうとしている日本の政権とは、根本が違う。
 ともかく、イギリスの議会や政治のようすも垣間見られたし、関連作との関係もよくわかった。『ダンケルク』や『英国王のスピーチ』などだ。
 ゲイリー=オールドマンの演技は言わずもがなだ。
 
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