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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のcanaのレビュー・感想・評価

3.7
Darkest Hour
邦題: ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
(なんかイマイチな副題…)

演出がとても凝っていて驚いた!
場面の見せ方もそうだけど、とくに音楽が効果的に使われていて、チャーチルが歩くシーンはミュージカル(は言い過ぎかもだけど)を見ているかのようにわくわくさえしてしまったくらい。
とくに地下鉄のシーンと最後の終わり方がすごく好き。というか好み。

ストーリーも実話なので結果は分かっていますが、昨年『ダンケルク』を観ていたのでさらに理解しやすかったです。
政治・第二次世界大戦・ナチスと固めで重い背景の映画だけど、まったく堅苦しくなく、むしろユーモア満載で、何度も笑ってしまいました。
もちろん苦悩するシーンも多いけど、その中にと遊び心があって、良い意味でとても『映画』らしい映画。

あと、女性がメインで2人だけ出てくるのですが、どちらも芯があってかっこよかったです。
若いタイピストの女性誰だっけと思ってたら、『シンデレラ』のリリー・ジェイムズだ!相変わらずかわいい(^^)

ゲイリー・オールドマンは変身しすぎてて誰?!って感じでした笑
今はCGとかでなんとかも出来ちゃうと思うんだけど、そこを敢えてヘアメイクにしたというところにこだわりを感じた。

エンドロールのメインクレジットで辻一弘さんの名前が出て、改めて凄いなと…。

作り手のこだわりと映画への愛を感じる作品でした。
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