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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のsのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

首相就任からダンケルクの戦いまでの27日間を描いた映画。
27日間のチャーチルに焦点が当てられているため、チャーチルというひとりの人間を知ることができ、また和平交渉か徹底抗戦かという緊迫の状態がより浮き彫りになっていて面白かった。

チャーチルの選択、民の声が違っていたら今の世界はないかもしれないんだよね。
それを考えたら凄く凄く重い責任をチャーチルは背負っていたのだなと劇中何度も思った。そして彼を支える妻の存在がまた素晴らしい。チャーチルも妻の前では素を出せているようでした。妻がチャーチルに掛けた言葉で「欠点があるから強くなれる」という言葉が素敵だった。
そして最後のスピーチ。民の声を武器に戦うチャーチルのスピーチには本当に圧巻でした。

ヒトラーに決して屈しない。
その強い信念がとにかく印象的。
映画「ダンケルク」や「ハイドリヒを撃て」でも‘‘絶対に屈しない姿’’が印象に残りました。
どんなに強敵だろうと、包囲され、侵略されようとも心だけは、信念だけは殺されたくなかったんだろうと思った。
信念を奪われたら彼らの生きる希望がなくなってしまうから。

ノーラン監督の「ダンケルク」が記憶に新しいからこの映画にも入りやすかった。
ダンケルクの戦いの裏にこのような戦いがあったのだと初めて知って、やっぱり映画って勉強になるなと改めて思った。

ゲイリーオールドマンの演技がとにかく素晴らしい。主演男優賞にふさわしい俳優であることを改めて感じた。
また特殊メイクの辻一弘さんの技術も素晴らしすぎた。2人に拍手ですね。

この映画を観たらまた「ダンケルク」や「ハイドリヒを撃て」など観たくなった。
上記に限らずおすすめの戦争映画などあったら是非教えてほしいです!
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