このレビューはネタバレを含みます
チャーチルという1人の人間をダイナモ作戦を通して描く。
正直、ヒトラーが軍事の素人で無ければ、おそらくこの作戦は失敗していたであろう。
そういう意味で言えば、チャーチルは単に運が良かっただけなのかもしれない。
しかし、不安定ながらも、強硬にヒトラーに立ち向かったチャーチルに運が味方したのだろうと思わせる。
この気まぐれなチャーチルを演じる、名優ゲイリーオールドマン。
ヒトラー最期の12日間の錯乱したヒトラー役、ブルーノガンツを彷彿とさせた。
良くも悪くも、重大な決断をする時は確固たる信念を持たなければいけないのだろう。