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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のnaoのレビュー・感想・評価

3.9

「言葉」

自分はこの映画を見ていくうちに、主人公のチャーチルにではなく、そのチャーチルの発する言葉に意識を向けながら作品を見ていました。


主人公であるチャーチルも悪として描かれるヒトラーも、言葉で人を動かしてきました。

そして、イギリス国民たちの「何があっても絶対に諦めない」という強い信念の言葉

言葉は、皆を鼓舞する力ともなり、人を震え上がらせる凶器ともなる人間にとって大きな存在。


見終わってそんなことを考えていたら、この映画はチャーチルを英雄として賛美するために作られた映画と言うよりも、言葉という概念の持つ力を描いた作品だったのではないかなぁと僕は思いました🤔

Darkest Hourに差した光は言葉なのかもしれないです。



そして、そのストーリーをより引き立ててくれたゲイリー・オールドマンのチャーチルの存在感と完成度はものすごいです‼️

クリストファーノーランの「ダンケルク」と合わせて見ると、より楽しめるかもしれませんね^_^
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