Lynne

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のLynneのレビュー・感想・評価

3.5
「ダンケルク」が第二次大戦下の兵士たちをミクロ的に描いた作品なら、こちらはマクロ的に描いた作品。ダンケルクのあとに観たから、あの裏では実際にこういうことが起きてたのかってわかってかなり面白かった。この2作はセットで観るべき。

最後の国会でのチャーチルのスピーチがもうめちゃくちゃに格好良かった。
そのスピーチと同じ内容が、新聞記事として「ダンケルク」のラストシーンでも言われていたことを思うと、あの素晴らしい演説は、今でも英国民を鼓舞する、アイコン的な名スピーチってことがわかる。

全然協力的じゃなかったアメリカに、このあと参戦するように頼んで…っていう時代の流れが、ダンケルク→Darkest Hour→人生はシネマティックっていう時系列なのかな、この3作ですごくよく分かった。しかも「シネマティック」の原題、”their finest”もチャーチルの演説からの抜粋という…。というかこの原題の”darkest hour” も、そのfinest hour からきているのでは…?

チャーチルの演説素晴らしすぎるので、一部抜粋。

We shall go on to the end.
We shall fight in France, we shall fight on the seas and oceans, we shall fight with growing confidence and growing strength in the air, we shall defend our island, whatever the cost may be.
We shall fight on the beaches, we shall fight on the landing grounds, we shall fight in the fields and in the streets, we shall fight in the hills; we shall never surrender. (国会でのスピーチ)
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