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孤狼の血のItottyのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
3.6
新たな世界へ飛び出そう!
松坂桃李くんの助けを借りて、今日は任侠映画デビュー!

時は昭和。
舞台は広島。
二つの暴力団勢力が拮抗中。
絶妙なパワーバランスな中、抗争に発展しないように取り仕切るは警察マルボウ。
ギリギリで保たれた平和は、ふとしたきっかけで崩れ出して、、、。


ベテラン刑事に役所広司。
なかなかの破天荒ぶりで、大義のためには悪にも成り下がる。
取り調べ中におっぱじめる。
ダイワハウスからは考えられない変貌ぶりです。

そこに食い下がる広島大学出身の新米刑事に、松坂桃李。
正義感強く理想を追い求めながらも、徐々に変化していく役どころは、さすが桃李くん。
この手の組み合わせには珍しく、空手が超強い設定。でも、終盤の拳を繰り出すときの顔は武道のかけらもないほどの狂いよう。迫力に圧倒されます。


極道チームも迫力すごい。
特に、冒頭の竹野内豊はビックリで、2枚目爽やか系しかやらないと思ってたのに、え、めっちゃ怖!
その後出番が尻すぼみになるのだけが謎でしたが、冒頭のつかみはかなりよかったです。あ、でもグロいので要注意ですが。。



最近の時代もこういう絶妙な緊張感が続いてるのでしょうか?
それとも、劇中で役所広司が言ったように、取締りが強化されたことによって見えるものも見えにくくなってしまったのでしょうか?

いずれにしても、日本らしい緊張感がたくさんでたアクション映画な気がしました。例えばトレーニングデイに登場する世界観を日本に移し替えたらこんな感じなのかなって。
体当たりの演技を繰り広げてくれた俳優の皆様にあっぱれな映画だったと思います。


ただ、もう一回は見ませんが笑
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