【 東映ヤクザ映画の復権、そして興奮 】
韓国ノワール・香港ノワール映画は日本の東映ヤクザ映画に憧れ、追いつこうとしているうちに本家を凌ぐ作品が増えてきたのは事実。そこに現れた日本映画「虎狼の血」は懐かしいヤクザ映画テイストと容赦ない暴力描写で疾走感たっぷりの傑作になっていると思う。役所広司は凄い!
原作の作家柚月裕子が東映「仁義なき戦い」シリーズに影響を受け、デンゼル・ワシントンの「トレーニング デイ」を好きな映画としているのも頷ける。
劇伴は、安川午朗。"虎狼の血" のテーマは映画の世界観、東映ヤクザ映画愛に満ちた作風。
1回目は劇場で(2018.5)
2回目はホームシアターにて(2021.9)