クリンクル

孤狼の血のクリンクルのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.9
アウトレイジに対する東映の答え、という予告のコメントがあったがそれ以上だ
韓国ノワールを愛する監督の貧弱になってしまった日本映画への答えだ
オープニングから残酷で汚くてまずテレビ放送はできないが、こういう映画こそ作られるべきだと思う
役所広司の役は日本映画を代表するダークヒーローになるほどカッコいいが、主人公の松坂桃李の内に秘めたダークさも惚れ惚れするほどカッコいい
ラストもあの道具で締めるところは拍手したくなるほどキマっててカッコよかった

ただナレーションだけはダサかった
ほとんど必要のない説明だったし、それだけが傑作の一点のシミとして気になる