役所広司目当てで見に行ったが松坂桃李の演技がとにかく圧巻。特に大上を発見したシーンと、養豚場のヤク中を殴り半殺しにするシーン。『娼年』も見たいと思ってしまった。大上がガサツなキャラクターだけに、若手が警察の闇に踊らされてる感が巧み。「正義」がキーワードということで近年ありがちなテーマ。今作は始終ダークネス。血もおっぱいも沢山出てきて、目を覆いたくなる場面も多々あったが最後までしっかり見てしまった。広島弁なのにはんなりしてる薬局店員が色っぽくて魅力的だった。ラストシーンもMEGUMIかと思いきや。結局、この戦争を終わらせるには綱渡りに乗ってしまった大上が消えることで、若手が動き、そうするしか手はなかったということなのだろうか？大上は汚れ役を買って出て、堅気の人たちを守ったということ？別人の死体であって欲しかった。ピエール瀧とか守れなかったのだろうか？一番の謎は中村獅童演じる記者。加古村組の手先なの？最後は生きていて欲しかったが、無念。
