TomoHojo

孤狼の血のTomoHojoのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
3.9
昭和感満載!
東映の原点&王道を垣間見れる快作!

「仁義なき戦い」を彷彿とさせながらも韓流ノワール先品への挑戦状?的な製作陣の熱意を受け止めた。

そして感心すべきは、そのキャスト陣の配役。特に竹野内豊。まんま、「仁義なき戦い」的な使われ方で思わず微笑んでしまった。梅宮辰夫や渡瀬恒彦的なね。

こんな作品を観てると、ヤクザって良い意味で「必要悪」なんだと実感してしまう。本作のメインテーマはそこにあるような気がしてならない。そこを現代風に刑事サイドの「バディムービ」風に仕上げてはありますが。。。

流石の上さん(役所広司)も素晴らしかったが、松坂桃李がその上を行く怪演を魅せてくれた。特に喜怒哀楽のバランス感と覚醒してからが素晴らしい!

でも、本作の減点ポイントは女優陣の酷さ!キャスティングが悪いのか分からないが、真木よう子とあのヒロイン的なオネェちゃんの演技力の無さは観てて辛かった。それ以外は素晴らしかったのに、映画はキャスティングが大事だという事を再認識させられたのも事実。。。それだけが悔やまれる。
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