へたれ

孤狼の血のへたれのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
2.7
東映ヤクザ映画に韓国映画っぽい刑事コンビが乗り込んだような映画

良かったとこ 露悪的にならない残酷描写
痛そうなシーンや嫌なシーンは多く出てくるけれど、人が殺される瞬間とか人体欠損とかだけはあえて見せないようにすることで、露悪的にならずに観客にショックを与えることが上手くできていた。やってることに比べてR15なのも納得。

ダメだったとこ1 ステレオタイプなキャラクターたち
「仁義なき戦い」というよりは、「龍が如く」のような情に支配された世界で、松坂桃李が演じる日岡以外はみんな第一印象からキャラクターの変化がない。

ダメだったとこ2 振り切らないストーリー
見た目の残酷さとは対照的に、極悪非道なのは竹野内豊が演じたヤクザぐらいで、あとは怖さも悪さも消化不良。過激な描写を除けばテレビドラマでも行けそうなストーリー。
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