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孤狼の血のeco10のネタバレレビュー・内容・結末

孤狼の血(2018年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

なんでもありな昭和の時代、汗ばんだ、男くさい、野蛮な空気感がとても格好よい。
個性派ぞろいの俳優さんたちが画面いっぱいに登場すると、迫力もあって煌びやか。
言わずもがな「アウトレイジ」を想起させます。けれど、役所さんがいなくなった途端に、画力がトーンダウンしてしまったのは否めません。松坂桃李くんは激動と虚無の間で揺れ動く青年がよく似合っていたけれど、あともうひとパンチ、足りないような気がしてしまいました。江口洋介さんでもピエールさんでも、どこか優等生っぽくて物足りない。
役所さんの熱っぽい存在感を思い知らされることとなりました。
江口さんと竹野内さんが一緒に出ているシーンは、キャッ、男前たちの共演!とテンションが上がりかけましたが、ほんの一瞬だったので残念でした。もっと、粗暴で色気ある男たちの駆け引きと戯れ!!みたいなシーンを観たかったです。
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