吉田ジャスティスカツヲ

孤狼の血の吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.7
もしも…
トレーニングデイのデンゼルワシントンを【渇き。の役所広司に置き換えたら?】
ベテランな丸暴のやり過ぎ刑事と、大学卒のキャリア組の若僧がヤクザ相手に頑張る💪


…なんて単純な話ではなくて、警察上層部の思惑や暴力団の激しい抗争が絡み、人間関係も展開も「え?そこが知り合いなの?」となる複雑さ。

観終えてから柚月裕子の原作と知ってもっと仰天‼︎
実に男臭くて血なまぐさい物語でしたよ。
カタギのためなら常軌を逸した捜査も当然という先輩:大上の暴れっぷりはもちろん、ヤクザたちの抗争など、しばしば目を覆いたくなるシーンも多いです。

そこに大いなるカタルシスが期待できる白石和彌監督の演出にさすがを感じます。
そっか‼︎
私が口に合わなかったアウトレイジシリーズに足りないのは、きっとパッションパワーなんだと思いました。


役者陣は全員素晴らしく、特に【観る前はただの狂言回しだと思っていた松坂桃李さんが一番印象に残りました】
ネタバレるつもりはありませんが、秘密を隠したダークヒーローになっていく過程が好みです。


桃李さん…申し訳ない…
今日は【貴方をシンケンジャー以来、久々にカッコいいと思いました٩( ᐛ )و】
是非、続きを作って欲しいです。