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孤狼の血のyaaaのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.0
正直、観る前は70年代やくざ映画のオマージュだけではちょっと弱いんでないのと危惧したが、実際観てみると白石監督の持ち味!?である「警察幹部はだいたいクソ野郎ムービー」に見事に、鮮やかに、爽快に決まってて「よっしゃー!これやん」と歓喜する。

良い意味での暑苦しい画作りは良かったが、それにも増して敵対するやくざを描いて、その事件を描いて、主人公にある謎を持たせて引っ張って、もたつくことなく視点をズラしてみせて、種明かしする盛り込みすぎる物語をだれる暇なく語っていくのはなかなか見事です。
刑事もののごった煮リックスであるがきっちりと最終的に「東映東京撮影所」の味になってたと思う。

竹野内豊さんが本当に映るだけの脇役と化すのは笑うが、久々に少し嫌な奴の田口トモロヲさんの脇役ぶりもなんか良かった。脇役が光るのもこのジャンルの楽しみですね。

総じて文句のない作品だが、一点だけ残念なところが。
昔の荒々しい下衆な映画を現代に取り戻すというのなら、松坂桃李さんが阿部純子さんの乳を両手で揉んで乳首を貪り啜るカットは絶対ほしかった。