清水英治

孤狼の血の清水英治のネタバレレビュー・内容・結末

孤狼の血(2018年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

広島県の呉原で二つの暴力団が抗争している中、金融会社員が失踪する。新人刑事日岡はマル暴のベテラン刑事大上と組んで事件を捜査する。やくざとの癒着、暴力を厭わない取り調べ、窃盗や放火までも手段を選ばない大上の捜査方法。しかし、大上は暴力団の抗争を食い止め市民の安全を守りたいがためのものだった。そして、日岡は県警から大上の内偵のため派遣された刑事だった。大上の捜査方法を県警に報告する一方で大上に刑事としての大上に惹かれていく日岡。日岡は大上の日記を手に入れるように指示されるが、それは警察上層部の汚職を記したものだった。県警保身のためはその日記の手にいれたかったのだ。
結局大上は暴力団の抗争を止めようとして殺されてしまう。残された日岡は二つの組を罠にかけ抗争を終わらせる。日岡は県警に戻らず大上の後を次ぐかのように呉原に残る。
話がよく出来ていて面白い。原作の力が大きい作品。
清水英治

清水英治