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孤狼の血のwatarihiroのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.4
劇場鑑賞57本目

昭和の広島、暴力団の抗争が激しい中、暴力団係の大上部長は広島大学出身の日岡と組んで調査する。大上は古くから暴力団と知り合いで賄賂もらったり違法に取り締まったりとやりたい放題。日岡はそんな捜査方法に疑問を持っていた。ある人物の失踪事件がきっかけで抗争は激化する。一方日岡は監査官に報告して潰そうとするが、大上の今までの行動の真意を知る事になった、、、。

暴力団の要素を取り入れて、目を背けたくなるような暴力シーンがあるが見方によっては良いバディムービーと捉えた。

48時間やラッシュアワーみたいなコミカルなものではないけど、上司の汚い部分見ながらも優しい部分を見れるといったハートフルな部分も見受けられた。松坂桃李がメモしてるノートに書いた役所広司のメモが心に響く。

役所広司は最強に良かったけど松坂桃李に注目してもらいたい。なんか松坂桃李主演なのかなっていうぐらい印象に残った。後半は見所満載。前半の役所広司の暴れっぷりは前フリかのごとく、松坂桃李は個人的に良かった。

今年の邦画の中で一番興味あった本作。アウトレイジに負けない要素を持ち、そして邦画らしい邦画。これこそ日本映画。

続編製作決定みたいだし、楽しみにしてます。
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