Otun

孤狼の血のOtunのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
3.3
アシュラに打ちのめされた翌日。
久しぶりに大評判の邦画という事で映画館へ、『孤狼の血』。

冒頭から豚のケツを露悪的に見せる演出。
これは、今作はコンプライアンスや自主規制なんか無視した本物の邦画だ、との作り手の意思表示の様に思えた。
『仁義なき~』など往年の東映作品の様に血なまぐさい、汗臭い、ドロ臭い映画を期待した。

が、
自主規制もコンプライアンスも、あった。あった様に思えた。
私のフォロワーさんもレビューで触れていたのですが、やはり真木よう子さんや阿部純子さんが景気よく乳を披露出来てないって所に顕著に表れてるかと。
劇中の役所さんのセリフ『警察(映画)じゃけえ、なにやってもええんじゃあ』。
う、嘘つけーっ!と思っちゃった(※ちなみに映画とは言ってない)。振り切られてない。
なのに作中、他の著名でない女優さんがバンバン乳を出すと言う帳尻の合わせ方にも腹が立った。観客をバカにしている気がした。

いや、違います。違うんです。何も、私、真木よう子さんの真木乳や阿部純子さんの阿部乳が見たくて怒っている訳じゃありません。
ただ、ヤクザ映画と銘打って、真木乳、阿部乳くらい見せられんで、往年の東映作品の様な傑作が作れるかいっ、と思っただけなのです。五社英雄監督が怒髪天を衝いてるんじゃないかと。
近作であれば、『愛の渦』での門脇麦さんの麦乳あたり、あの振り切れ感、本当に見習って貰いたい。

ちなみに、もし真木乳&阿部乳が見えてたとしたら、私、この作品の評価をプラス1,0、追加してた事をここに誓います。エヘン。
その位、決定的な本質的な欠落だと思いました。

続編決定。私はレンタルです。
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