マウス1969

孤狼の血のマウス1969のレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.5
ようやく韓国ノワールに対抗できる邦画の登場。
ウェットに流れないところが、良かった。
役所広司は、安定のワイルド演技。でも、なんと言っても、松坂桃李ですよ。映画の中での変化が要求される、実質、主役。『ゴッドファーザー』でのアル・パチーノの役回り。
豚小屋での、無感情で顔を殴りまくるところは最高。
『彼女がその名を知らない鳥たち』の試写会で、白石監督が、彼を絶賛していたのが
思い出される。

多作の白石監督だけに、彼の作品によく出る役者(白石監督と相性が良い)が、主役になったり、脇に回ったりのローテーションがこれからも楽しみ。
本作で言えば、ピエール瀧と竹野内豊。
残念だったのが、江口洋介かなあ。上手いとか下手とかではなくて、この映画の世界観には合ってないように思えた。

愛煙家としては、たばこ(ハイライト)とライターの使い方にもニンマリ。
ある時代までの男は、キツイたばこを吸ってナンボってとこありましたからね。