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孤狼の血のmasatanのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
5.0
なぜこの映画が面白いのか、色々なインタビューなど調べて思ったのは、映画にしかできない映画だったからだと思います。
斎藤工さんは「テレビが嫉妬する映画」だと評しました。まさにその通りです。
地上波では絶対に放送できないシーンしかないってくらい凄まじいです。例としても挙げられません、、、

近年の邦画は、テレビ放映や興行収入などに執着して作られたものが多く、テレビっぽい安心して見られる作品だらけで飽きがくる中、ここまで振り切った作品は珍しいのでは。こういう映画は見たかったんだと思いましたし、制作側の方々としても同じように思ってたのかな

だから、こういう固執しない映画が今後いっぱい作られるためには、こういう映画が売れないといけませんので、来週おかわりしてきます。

星5までしかないのおかしい。
5億回みたい。
これが良すぎて他の映画が受け付けられない。
通りすがりの疲れてる人にチケット配りたい。
松坂桃李がすごいんじゃ。
脚本も何もかも面白いしレビューとかどうでもいいけぇとにかく見るんじゃ。



久々に映画館で見たいと思った邦画。案の定、いや予想をはるかに超えた名作で、映画館から出たあとしばらく放心状態。
♩=180くらいの脚本のテンポの良さと脂ギッシュなおじさんに暑苦しい呉の夏、ヤクザ俳優たちのいつもの素晴らしい怪演と松坂桃李の新たな一面がめっちゃくちゃ合わさって今年度トップ3は確実に入るめちゃくちゃ素晴らしい作品だと思いました。
ヤクザ映画は割と好きなんですけど、泣かされたのが初めてで、こんな感情移入できるヤクザ映画もなかなかないのでは。原作の柚月氏恐るべし、、原作早速読みますね。

松坂桃李の話をします。
彼は昔からたくさんの映画に出ててそれなり評価されてる印象はあるのですが、今作での演技は本当にお見事。めちゃくちゃ好きな演技で、ずっと目で追ってしまいました。
今作は広島県の仮想都市、呉原が舞台で彼が演じる国立広島大学出身の刑事、日岡(通称、広大w)は、上司の大上(役所広司)の「警察じゃけぇ、何してもいいんじゃ」と言ってしまうようななんでもありの乱暴な捜査に振り回される。
そんな大上の下、本当にこれでいいのかと悩む日々、あることがきっかけで大上を見直すようになるのですが、その変化の様子がとても涙腺に響くっていうか、もう本当によかったんです!これからとても楽しみな俳優さんになりそう!!邦画の未来も明るくなりそう!と思いました。

私のレビューはどうでもいいので、とっとと映画館に走ってみてください。日本映画の未来に関わることです。この映画が売れるか売れないかで、これからの邦画が変わっていくでしょう
エログロ描写が苦手な方はこれを機に克服してください。126分、絶対に無駄な時間じゃないって私が保証します。何億回もみたいので誰か一緒に行きましょう!!!!!ついでに呉市にロケ地巡りしたいです!!!!!!!!!!!


「びっくり ドッキリ ク◯◯◯◯!」
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